ネジ転造ダイスの効率的な製造方法

26 11月 by Seiji Hirai

ネジ転造ダイスの効率的な製造方法

機械ネジを大量生産する上で欠かせない、ネジ転造ダイス。

ネジの原材料の棒状スチールにダイスを押し付けて転がし、ダイスのネジ山形状を棒に転写しておねじを短時間で形成する役割があります。

主に業界では丸ダイスと平ダイスが使われておりますが、株式会社イリスではこのうち平ダイスの製造を高効率化することができる、ブローム社のクリープフィード研削盤を日本の皆様に提案しております。

ネジ転造平ダイスは、棒状のネジ材に押し当ててネジ山を転写できるよう、高硬度のダイス鋼が使用されており、ダイス表面にはねじ材が転がりはじめるときに接触するエリア、挟まれて転造されるときに使用されるエリア、仕上がってネジがダイスから離れていくエリアなど、平ダイス表面には各エリアの役割に適した勾配や、ネジ山形状が切られております。


ドイツ・ブローム社の研削盤の主力機である、PLANOMAT(プラノマット)では、精密に表面プロファイル形状に仕上げられた砥石を用いて、一気にダイスを研削仕上げすることができる、クリープフィード研削が可能です。

従来のレシプロ研削(砥石を往復させながら少しづつ削りしろを増やし、最終的に仕上げ形状にもっていく)に対して、効率よくダイスを製造することが可能になります。


剛性の高い筐体をもちながらも、操作性はネジ転造ダイス製造プロセスに最適化されており、従来の汎用研削盤に比べてネジ転造ダイスの製造効率が飛躍的に向上します。

ネジ転造ダイス製造向け研削盤の事なら、株式会社イリスまでお問い合わせください。

コメントをどうぞ / Leave a Reply